目を開けると 枕元に黒崎が座っていて、目が覚めた僕に気づき 何も言わず僕の頭を優しく撫でた。 地下牢の高い格子の窓から漏れる僅かな月明かりが オレンジ色の髪をとても優しい色にした。 黒崎は少し悲しげに笑っているように見えたが 彼の髪と頬を照らす色が暖かくて 僕はとても穏やかな気持ちになった。 僕はきっと、微笑んでしまった 今日の月明かりは、心なしかいつもより暖かい色だった。 黒崎は全部を知っていた。 十二番隊隊長との闘いの事も、師匠の最期の事も 滅却師としての能力がもう無い事も。 黒崎は何も言わなかったが、何もかも知っていた。 黒崎は何も言わなかったが、彼が全て知っている事を 何故か僕は知っていた。 ……あぁ。 これは夢なんだ。 気づいた途端、現実が迫り 青白い月明かりが、壁を一層冷たく照らす。 こんなふうに自分が情けなくなったとき 誰かに救いを求めてしまうとき いつも師匠に頼ってきた。 いつも師匠を思い出した。 あの、優しい笑顔と大きな手。 今はもっと激しく求めるものが出来た。 …いや、溺れているんだ。 制御しようにも、自分の気持ちをどうする事も出来ない。 そんな自分が怖いとか思う余裕も時々無くなる程に ただ、溺れている。 夢の中で撫でられた頭に手をやり、 ただ必死に夢の中に居た君を思い出そうとした。 撫でられた感触を思い出そうとした。 涙が顔を伝って耳を濡らし 冷たい感触が残った。 ****
石田さんを早く助けに来て・と
ジャンプ掲載当時常に願ってました…
空鶴邸でお初を迎えた二人(笑)の、記念すべき二度目の夜は
地下牢!と心に決めていたのに…
ストーリーも決まっていたのに…(そりゃあもう岩鷲とチャドを牢から出すシナリオから)
…迎えに来たの剣ちゃんだったねー…
地下牢で石田にハマったと言っても過言ではない。
地下牢石田ダイスキ!!
そんな昔の駄作。そんな処女作(大笑)
読んで頂き有難うございました。